My story 3

こんばんは!

心理カウンセラーのユウトです(・ω・)ノ

 

今日は3話目を紹介します

よろしくお願いします(^^ゞ

 

 

そんな感じで、学校の中でも外でもイジメを受け、何とか耐えていたのですが...とうとう親に隠し通せないほどの暴力を受けました。

この時ばかりは家族中心配してくれました。普段ほとんど会話のなかった父親に、嫌々(どうせ解決できるわけがないと思いながら)すべて事情を話しました...当然、「何でもっと早く相談しなかったんだ」と怒られましたが...

確かにもっと早くSOSを出していれば良かったのかもしれません。しかしこの当時の心境は、誰かにこの事を言ったら、もっとひどい目にあわされるのではないか、と思っていたので恐くて話せませんでした。

そして両親が学校に相談し、今後のことについて担任の先生と話し合いました。

僕は仕返しが恐ろしかったので、学校を辞めるつもりでいる...と先生に相談したのですが、この時の担任の先生がすごく熱い人だったので(スクールウォーズ山下真司みたいな)全力で止められました。

「何でイジメを受けたお前が辞めなければいけないんだ。辞めるのはあいつ等の方だろ。もう絶対にイジメを起こさせないから、学校に来い。」と言われました。

その言葉があったからなのか、父親にも辞めるなと言われたからなのか...ちょっと定かではないのですが、出欠席を繰り返しながら、恐る恐る通学しました。

確かに、この先生が校内の生徒や他校の生徒を厳しく指導してくれたお陰で、ピタッとイジメはなくなりました。

「これでもう大丈夫なんだ」と、安心して通うことができるようになり、やっと普通の高校生活を送ることができると思っていましたが...

しかし、こんな平和な日は長く続きませんでした...

他校の生徒が、仕返しにきたのです...相手は6人、学校帰り駅で待ち伏せしていました...

そんなことに気づかず、いきなり呼び止められて逃げることも出来ず、人気のない建物の裏に連れていかれました。

内容は詳しく書けませんが...殺される...と本当に思いました...そして、数時間暴行され「今度、また誰かに話したら殺す」と脅され解放されました...

何とか無事、家にたどり着き、自分で傷の手当をしていた様子を見た父親が、「誰にやられたんじゃー」とまた激怒...

「もうほっといてくれ」と言って、自分の部屋にこもっていました。話せば本当に殺されると思ったし、どうせ話したところで解決しないし...誰も信用できない...そんな風に思っていました。

学校を休み、数日間引きこもっていたある日、父親から「警察いくぞ」と言われ強引に連れていかれました...

そして、刑事さんに事情を全部話すように言われたのですが、仕返しが本当に恐かったことと大人は信用できないと思っていたので、すぐに話すことはできませんでした。

確か...数時間粘ったと思いますが...話さなければ帰れないと思い...泣きながらすべて話しました...

数日後...刑事さんとイジメをした6人(坊主頭にして)とその親が、僕の家に謝罪に来ました。

刑事さんに促されながらその6人は、僕の目の前で土下座をして謝りました。その6人の親たちも謝罪をして「申し訳なかったです...」と言ったその時です。

我慢していた父親がメチャクチャ激怒したのです。「今度、息子に手を出したら、お前ら全員殺すぞおぉぉ...」というようなニュアンスのことを言ってたような...

刑事さんや母親に止められて、なんとか落ち着いてもらうようになだめたのですが...全く聞かず、怒鳴り散らしていました...

僕としては、もう二度と関わらないのであれば全部許すからと伝え、顔も見たくないし父親の怒りもおさまらないので帰ってもらうように言いました。

これでもまだ不安なところもあったけど、少し安心したので学校に行くようになりました。

そして今度こそ本当にイジメはなくなり、出席日数もギリギリでクリアして、無事に卒業することができました。

僕の中で、高校生の頃の思い出は「イジメ」しかなく、とても辛い思いしかありません。

今でもニュースなどで「イジメ」のことが報道されると、嫌な気分になりますね...

つづく